全国通訳案内士試験の合格率
私ちよろぎが目指す国家資格の全国通訳案内士とはそもそもどれくらいの合格率なのでしょうか?
JNTOの公式ページに「全国通訳案内士試験 受験者及び合格者数・合格基準」として、5年間(2018~2022年)の数字がPDFの形でちゃんと掲載されています。
それによると、各年度の全体の合格率(カッコ内は総受験者数)は、
2022年:16.4%(3,472人)
2021年:9.1%(3,834人)
2020年:9.6%(5,078人)
2019年:8.5%(7、244人)
2018年:9.8%(7,651人)
となっており、コロナに入ってからは総受験者数は激減しているものの、パーセンテージで言えば、相変わらず1割以下だったのが、昨年度は2桁合格率で合格率が上がっていることがわかります。
ちよろぎなりに理由を考えてみたのですが、終わらないコロナ下でインバウンドが激減し続けたこと、また、オリンピックなどのインバウンド増加(結果的に無観客になって施策ははずれましたが)に対応するために、全国通訳案内士の特典は名称独占のみになってしまったことなどが要因となり、結果的に合格の可能性が高い人だけが受けた結果ではないかと推察しています。
全国通訳案内士試験は、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10か国語で受けられますが、どの言語の合格率が高いのでしょうか?
2018年~22年の表を比較してみると、やはり受験者数・最終合格者数ともに、圧倒的に英語受験者が多いです。
ただし、合格率になりますと、タイ語を除いて各言語そんなにかわらず総合格率とほぼ同じとなっています。
私はまずは韓国語で合格して、追いついていない中国語と英語をのちのち受けようと思っているのですが、
韓国語の合格率(受験者数/1次合格率/2次合格率)は、以下の通りになっていて、
2022年 87人/31.4%/73.1%
2021年 103人/13.9%/100%
2020年 150人/13.2%/62.5%
2019年 269人/6.9%/65.4%
2018年 300人/16.1%/59.2%
受験者数は減っていることはあるけれども2次の合格率が異様に高いことが見て取れます。
受けるからにはきっちり勉強して合格するぞと言う方が多いのかもしれません。
5年間の表を比べても、韓国語受験者の合格率は断トツです。
頑張らないと..........。
ちなみに、上記同ページに合否判定のための基準(2022年度試験)も書かれてありますので、引用しておきます。
1. 外国語についての筆記試験は、各語学ごとに、原則として70点を合格基準点として行う。
2. 日本地理、日本歴史は、原則として各科目70点を合格基準点として行う。
3. 一般常識・通訳案内の実務は、原則として30点を合格基準点として行う。(各科目50点満点)
上記はあくまで昨年度のものなので、今年度分はまたあらためて発表されると思います。
(ガイダンスには昨年度とおなじとありました)
とにかく、頑張るぞ!
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